昭和54(1979)年〜昭和59(1984)年

著書,学術論文等の名称 単著,共著の別 発行又は発表の年月 発行所,発表雑誌等又は発表学会等の名称 概    要
29. Surface Durability of Case-Hardened Nickel-Chromium Steel Rollers under Pure Rolling and Sliding-Rolling Contacts 共著 昭和54年1月 WearVol.52, No.1pp.37-48 Ni-Cr鋼製浸炭硬化ローラについて純転がりおよびすべり転がり条件で転がり疲労試験を実施し,面圧強さを明らかにするとともに最適浸炭硬化層深さ決定法を与えた.またやわらかい材料では純転がり条件では損傷は発生しないが,浸炭硬化の場合はこれと異なりスポーリング損傷が発生し,このときの荷重はすべり転がりの場合よりも高いこと,および硬さと強さの関連を明かにした.(藤田公明,吉田 彰)
30. A Study on Strength and Failure of Induction-Hardened Chromium-Molybdenum Steel Spur Gears 共著 昭和54年2月 Bulletin of the JSMEVol.22, No.164pp.242-248 論文(26)の英文
31. Surface Fatigue Fail-ure of Nitride-Hardened Aluminum-Chrominum-Molybudenum Steel Rol-lers under Pure Rolling and Sliding-Rolling Con-tacts 共著 昭和54年3月 WearVol.53, No.1pp.61-68 窒化歯車の表面強さを解明するため,モデルとしてローラを使用し,転がり疲労試験を実施し面圧強さと損傷形態を検討した.その結果として窒化ローラの場合,損傷はすべてスポーリングで境界層から発生すること,クラックに沿ってWEAが生じるがこれはカーバイドであること,窒化層深さの増加とともに面圧強さが増加することを明かにした.(藤田公明,吉田 彰)
32. Surface Durability of Nitride-Hardened Alu-minum-Chrominum-Molybudenum Steel Rol-lers under Pure Rolling and Sliding-Rolling Con-tacts 共著 昭和54年3月 WearVol.53, No.1pp.69-77 全窒化層深さが0.4mmから0.85mmの3種類の窒化ローラについて転がり疲労試験により面圧強さを検討した.その結果として,窒化層の厚いほど面圧強さが高く,その強さは硬さに対する共役せん断応力の比の振幅により評価できることを明かにし,さらに転がり疲れ寿命予測のための実験式を提示した.(藤田公明,吉田 彰)
33. S45C鋼ローラの面圧強さに及ぼす硬さの影響 共著 昭和54年6月 潤滑第24巻第6号pp.377-383 材料の表面硬さに及ぼす両接触対偶素間に表面硬さの差がある場合,これが表面強さに及ぼす影響を検討したもので,表面硬さがHv333および560の調質ローラとHv728のずぶ焼入のいずれもS45C鋼性ローラについて相手ローラの表面硬さをかえて疲労試験を行った.その結果として,AGMA計算式では強さに影響があるといっているが,本実験範囲内ではほとんど影響がないことおよびS45C材の硬さに対する面圧強さの式を与えた.(藤田公明,吉田 彰,中瀬和夫)
34. Surface Durability of Induction-Hardened 0.45 Percent Carbon Steel and Its Optimum Case Depth 共著 昭和54年7月 Bulletin of the JSMEVol.22, No.169pp.994-1000 論文(27)の英文
35. Surface Failure of Soft and Surface-Hardened Steel Rollers in Rolling Contact 共著 昭和54年7月 WearVol.55, No.1pp.27-39 ころがり接触疲労の表面破壊機構を解明するために焼なまし0.43%炭素鋼ローラとNi-Cr浸炭硬化ローラについて純転がりおよびすべり転がり条件で損傷形態および材料強さと負荷応力の関連を検討した.その結果やわらかい材料に見られるピッチングは表面に発生し内部に進展する損傷であり,浸炭ローラの損傷は表面下に発生するスポーリングであることおよび損傷発生応力とこれら損傷との関連を明かにした.(藤田公明,吉田 彰)
36. 鋼ローラの面圧強さに関する研究(硬さと強さとの関連) 共著 昭和54年8月 日本機械学会論文集第45巻第396号pp.936-944 実用歯車材の面圧強さと硬さとの関係を表面破壊機構との関連において検討するため,表面硬さHv180〜1220の各種鋼ローラを用い,これらの表面破壊,面圧強さを明かにした.更にこれらの結果より面圧強さと硬さの関係を総括的に整理,検討し,面圧強さを評価するためには破壊発生部位に対応する硬さをとるべきことを明かにした.(藤田公明,吉田 彰)
37. SCM21浸炭硬化ローラの面圧強さに及ぼすすべり率の影響 共著 昭和54年8月 日本機械学会論文集第45巻第396号pp.945-954 面圧強さに及ぼすすべり率の影響を温度上昇との関連において明らかにするためSCM21浸炭硬化ローラを用い,2種類の回転数ですべり率を0〜-91%の範囲で4種類に変化させ,転がり疲労試験を行った.次にこれらの結果をローラの表面温度上昇に関連させて検討し,表面硬化歯車の面圧強度設計にさいし,その使用条件によっては温度上昇を無視できないことを示唆した.(藤田公明,吉田 彰,小幡文雄,安部克由)
38. Surface Durability of Steel Rollers (In Relation to Hardness) 共著 昭和55年4月 Bulletin of the JSMEVol.23, No.178pp.587-594 論文(36)の英文
39. Effect of Specific Slid-ing on Surface Durability of Case-Hardened Chro-mium-Molybdenum Steel Roller 共著 昭和55年4月 Bulletin of the JSMEVol.23, No.178pp.595-602 論文(37)の英文
40. Effect of Hardness Dif-ference on the Surface Durability and Surface Failure of Steel Rollers 共著 昭和56年3月 WearVol.67, No.2pp.187-200 論文(33)の英文
41. Effects of Case Depth and Relative Radius of Curvature on Surface Durability of Case-Hardened Chromium Molybdenum Steel Roller 共著 昭和56年4月 Trans. ASME, J. of Mechanical DesignVol.103 pp.474-481 浸炭硬化層深さおよび接触面の相対曲率半径が表面強さに及ぼす影響を明らかにするため,3種の相対曲率半径と4種の浸炭硬化層深さを持つローラについて転がり接触疲労試験を実施し,この結果を硬さに対する共役せん断応力の比の振幅によって検討した.その結果,寿命はこの比の振幅の値と関係があること,相対曲率半径の影響はこの比の振幅値が最大となる位置における硬さを考慮して検討されるべきことが必要で,このようにして検討すると本実験では硬化層深さおよび相対曲率半径の影響はほとんどないことが明かとなった.(藤田公明,吉田 彰)
42. 軟窒化ローラの面圧強さに関する研究 共著 昭和56年5月 日本機械学会論文集第47巻第417号pp.683-691 4種類の硬化層深さの軟窒化ローラが,2種類の相対曲率半径において,転がり疲労試験され軟窒化ローラの面圧強さ,表面損傷に及ぼす硬化層と曲率半径の影響が実験的に明かにされ,応力・硬さ比の振幅により検討された.支配的損傷形態はスポーリングで,面圧強さは硬化層深さが大なるほど,曲率半径が小なるほど増大する傾向を示した.(藤田公明,吉田 彰,高田三樹男)
43. 歯車の硬さが強さと損傷形態に及ぼす影響 共著 昭和56年7月 日本機械学会論文集第47巻第419号pp.882-890 表面硬さがHv295〜650の試験歯車を用い,運転疲労試験により硬さが強さと損傷に及ぼす影響を検討した.硬さによりピッチング,歯の損傷およびスポーリングの損傷発生領域が区分される.歯車のピッチング寿命に対しては歯形劣化度を評価の尺度として用い得る.疲労限度荷重では歯形劣化に伴う動荷重増加は考慮を要するほどの大きさではない.潤滑油の性能は損傷形態,寿命に影響する,などが明かとなった.(藤田公明,吉田 彰,長森啓二)
44. An Experimental Study on Relation be-tween Tooth Profile Change and Dynamic Performance in Fatigue Process of Induction-Hardened Gears 共著 昭和56年9月 International Symposium on Gearing and Power Transmis-sions Vol.Tpp.453-458 表面硬化歯車の損傷形態と強さおよび経時的な歯形変化と動的性能の関係を明らかにするため,Cr-Mo鋼製高周波焼入歯車を運転疲労試験した.歯元から折損した一例を除いてピッチングか歯面疲労に起因した折損であった.歯元ひずみ,歯元応力頻度の最頻値,振動,騒音は歯形誤差の増減に対応して増減し,騒音レベル変化による損傷予知は歯元からの折損やスポーリングに起因する折損の場合困難であることなどが実験的に明かとなった.(藤田公明,吉田 彰,中田司郎,小南啓二郎)
45. 鋼ローラの表面硬化による面圧強さ向上法に関する研究(軟窒化と硬質クロムめっきローラにおける比較) 共著 昭和56年11月 日本機械学会論文集第47巻第423号pp.1509-1517 鋼ローラの表面硬化による面圧強さ向上機構を解明する基礎研究として表面硬化深さは同程度で,硬化層から地への機械的性質変化に差異のある軟窒化と硬質クロムめっきローラを用い,すべり転がり接触疲労試験を行い,軟窒化は面圧強さを地鋼のそれより向上するが,めっきによっては期待し得ないこと,損傷形態はスポーリングであること,強さの指標として{A(?yz/Hv}maxを採用できることを示した.(藤田公明,吉田 彰,安藤 滋,中瀬和夫)
46. Surface Durability of Tufftrided Steel Roller 共著 昭和57年1月 Bulletin of the JSMEVol.25, No.199pp.127-133 論文(42)の英文
47. Effect of Hardness on Tooth Strength and Sur-face Durability and on Failure Modes of Gears 共著 昭和57年3月 Bulletin of the JSMEVol.25, No.201pp.452-458 論文(43)の英文
48. SCM440鋼製高周波焼入れローラの面圧強さに及ぼす曲率半径と硬化層深さの影響 共著 昭和57年6月 日本機械学会論文集第48巻第430号pp.876-885 歯面モデルとして4種類の硬化層深さ,3種類の曲率半径の高周波焼入れローラを用い,すべり転がり疲労試験し,結果を硬さに対する共役せん断応力の比の振幅を用いて検討した.曲率半径,硬化層深さに関係なく表面損傷はスポーリングでき裂発生位置は振幅極大位置と一致し,また面圧強さは曲率半径小なるほど増大する傾向を示した.さらにどの曲率半径でも面圧強さに対して最適硬化層深さが存在し,これはき裂発生機構に関係した.(藤田公明,吉田 彰,安藤 滋,大田一忠)
49. Study on Improving Method of Surface Dura-bilities of Steel Rollers by Surface-Hardening (Comparison between Tufftrided and Industrial Chromium Plated Roll-ers) 共著 昭和57年7月 Bulletin of the JSMEVol.25, No.205 pp.1149-1155 論文(45)の英文
50. Effects of Radius of Curvature and Hardened Depth on Surface Dura-bility of Induction-Hardened SCM440 Steel Roller 共著 昭和58年2月 Bulletin of the JSMEVol.26, No.212 pp.313-319 論文(48)の英文
51. 軟窒化ローラの面圧強さに及ぼすローラ幅の影響 共著 昭和58年2月 日本機械学会論文集第49巻第438号pp.218-226 調質および軟窒化した幅5,10および15mmのローラと幅20mmの浸炭焼入ローラを組合わせ,浸炭焼入ローラの周速を大きくしてローラ試験を行い,ヘルツ応力と破損を生じるまでの繰返し数の関係SN曲線を求めた.その結果,疲労限度に対するローラ幅の影響はそれ程大きくないが,調質および軟窒化ローラはいずれも,幅の増加とともに疲労限度は減少し,軟窒化ローラの疲労限度は調質ローラよりも大きく,軟窒化ローラの表面の損傷は表面下に生じたき裂のためのスポーリングであり,その深さはヘルツ応力とともに増加したが,ローラ幅は影響しないことを説明した.(藤田公明, 吉田 彰,安藤 滋)
52. 歯車の疲労が動的性能に及ぼす影響に関する研究(第1報 SCM440鋼製高周波焼入れ歯車の場合) 共著 昭和58年4月 日本機械学会論文集第49巻第440号pp.657-666 表題歯車を無段変速機を用いた動力循環式試験機で運転し,歯車箱の振動,騒音,歯元のひずみおよびトルクを測定した.破損した歯の損傷形態を明らかにするため,歯の軸直角断面の観察および電子顕微鏡による破面の観察を行った.疲れ寿命とヘルツ応力の関係,運転の進行に伴う歯形,騒音,振動およびひずみ波形と,騒音,振動および歯元応力の周波数分布の変化,疲れ過程中の音圧レベルと振動加速度レベルおよび動荷重比の変化について述べ,歯車の破損直前には歯形が大きく劣化し,歯元応力はやや増加し,振動と騒音に高周波成分が現れることを説明した.(藤田公明, 吉田 彰,中田司郎,小南啓次郎)
53. 硬質クロムめっきローラの接触表面下応力分布と面圧強さ 共著 昭和58年4月 潤滑第28巻第4号pp.266-272 表記の応力分布と面圧強さを明らかにするために,めっき層厚さ,h=0,0.5b,1.0b,1.5b(bはヘルツの弾性接触半幅)の半無限平面に加わるヘルツの荷重分布に対してFEMにより解析し,これらの結果を用いて,h=0,0.5b,1.5bに相当する調質及び硬質クロムめっきローラによるころがり疲労試験結果を検討.それぞれ,h=0,0.5b,1.5bに相当するめっき層厚さを有する調質ローラT及び硬質クロムめっきローラCRA,CRBを用いた結果,試料CRAの寿命や疲労限度は試料Tより上昇し,試料CRBの場合は試料Tより低下した.これは,試料CRAでは?45°/Pmax,? yz/Pmaxの最大値に関係するからである.(藤田公明, 吉田 彰,Eric Ollerton)
54. Effect of Roller Width on Surface Durability of Tufftrided Roller 共著 昭和58年10月 Bulletin of the JSMEVol.26, No.220 pp.1807-1813 論文(51)の英文
55. Study on Effect of Tooth Fatigue on Dy-namic Performance of Gear Pair (1st Report In the Case of Induction-Hardened Chromium Molybdenum Steel Gears) 共著 昭和58年12月 Bulletin of the JSMEVol.26, No.222 pp.2272-2278 論文(52)の英文
56. On the Possibility of Early Detection of Gear Failure by Noise and Vi-bration 共著 昭和58年12月 Proc. 6th World Congress on the Theory of Machi-nes and Mecha-nismsVol.T pp.668-672 高周波焼入れと浸炭硬化歯車を運転疲労試験し,これらの損傷形態と試験中の歯形変化に伴う動的性能変化を実験的に明かにし,振動,騒音測定による表面硬化歯車の損傷予知の可能性について検討した.(藤田公明,吉田 彰,太田一忠)
57. 省エネルギ形潤滑油と鋼ローラの面圧強さ 共著 昭和58年12月 日本機械学会論文集第49巻第448号pp.2170-2179 省エネルギ形潤滑油の面圧強さに及ぼす影響を明らかにするための基礎研究として,軟質および硬質硬ローラについて,4種類の潤滑油を用いて,滑り・ころがり接触条件下でころがり疲労試験を行い,次の結論を得た.1)疲労寿命に及ぼす粘度指数向上剤の影響は粘度そのものの影響として現れ,粘度が大なるほどローラ表面温度上昇や摩擦係数は小さく,寿命が長くなる傾向を示した.また寿命に及ぼすMoS2の影響は,概して,高ヘルツ応力域においてはわずか悪影響を示すが,常用ヘルツ応力では好影響を示す.2)調質S45Cローラにおいて表面き裂に起因するピッチングを生じるが,形態や損傷深さは油の相違によりほとんど影響されない.(藤田公明, 吉田 彰)
58. Stress Distribution Beneath Contact Surface and Surface Durability of Industrial Chromium Plated 共著 昭和59年4月 J. JSLE, International EditionVol.5 pp.119-124 論文(53)の英文
59. Effects of Disulfide and Organic Molybde-num Compound in Gear Oil on Rolling Contact Fatigue 共著 昭和59年5月 WearVol.95, No.3pp.271-286 調質およびずぶ焼入れ鋼ローラが有機モリブデン化合物およびMoS2を添加したギヤー油中で転がり疲労試験され,両ローラとも,これらの添加物によって疲労限度は上昇したが,その傾向は調質ローラの方が著しかった.これはローラ表面生成物と関係づけられた.(藤田公明,吉田 彰,松尾浩平)
60. 歯車の疲労が動的性能に及ぼす影響に関する研究(第2報 SCM420鋼製浸炭硬化歯車の場合) 共著 昭和59年6月 日本機械学会論文集第50巻第454号pp.1024-1031 標題歯車について,歯車の運転に伴う歯形劣化と動荷重,振動,騒音などの動特性の変化や,歯車損傷と騒音変化の関係を動力循環式歯車疲労試験機を用いて実験した.4個の歯車の内2個は曲げ疲労に起因した歯元からの折損,他の2個は,歯面疲労に起因した折損で内1個はピッチングに起因したピッチ点近傍からの折損であった.(藤田公明, 吉田 彰,金原武吉,小南啓次郎,太田一忠)
61. 調質ローラのピッチングに及ぼすローラ幅の影響に関する一考察 共著 昭和59年7月 潤滑第29巻第7号pp.515-521 ピッチングに及ぼすローラ幅の影響を明らかにするため,クロム・モリブデン鋼SCM440製調質ローラを用い,これらのローラ幅を5,10,15mmの3種類として,ころがり疲労試験を行った.またこれらの結果をローラ温度の測定,ピッチング深さ,直径に関するワイブル解析などにより検討した.(藤田公明, 吉田 彰)
62. Energy Saving Type Lubricants and Surface Durabilities of Steel 共著 昭和59年8月 Bulletin of the JSMEVol.27, No.230 pp.1743-1750 論文(57)の英文