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機械設計学研究室

研究室史history

 研究室の発展と現状
      [岡山大学工学部五十年史(平成22年12月24日 発行)より抜粋]
 機械設計学研究室
 昭和47年(1972年)4月に旧機械工学科 第5講座として設置され,昭和54年(1979年)4月に応用機械工学科所属となった機械設計学講座が前身である.
 藤田公明教授を経て,吉田 彰教授が平成19年(2007年)3月定年退職まで担当し,同年5月に藤井正浩准教授が教授に昇任し,平成11年(1999年)4月助手に採用された關 正憲助教とともに運営している.
 この間,小幡文雄助手(昭和62年(1987年)9月 水産大学校 助教授に転出),大上祐司助手(平成11年(1999年)3月 香川大学 助教授に転出)が在籍し,講座の発展に尽力した.
 教育面では,学部学生を対象として,機械設計学,機構学,基本機械製図,CAD基礎,振動工学等を,大学院学生を対象として,トライボ設計学,信頼性設計学,機械要素設計論,表面工学等を担当している.
 研究面では,伝動要素・伝動装置の表面強さ・性能向上とその評価及び設計法,機械システムの効率向上,真空・高温・無潤滑・油潤滑の各種環境下における改質表面のトライボロジー特性の解明等に関し,実験と解析の両面から基礎的・応用的研究を行っている.
 最近では,Diamond-like Carbonに代表される高機能表面コーティングの機械要素への応用とその長寿命化のためのミクロ計測や破壊メカニズム解析を行っている.
 また,東北大学との共同研究で,キャビテーション気泡崩壊による衝撃力を利用したキャビテーションピーニングを機械要素の疲労強度及びトライボロジー特性の向上に応用することに取り組んでいる.
 これらの研究成果は,国内外の学術雑誌及び国際会議で発表され,平成14年(2002年)5月に「耐摩耗性鋼及び表面改質処理材のスカッフィング特性」で日本マリンエンジニアリング学会論文賞を,平成20年(2008年)7月に「気泡崩壊による衝撃力を利用した歯車の疲労強度向上」で岡山工学振興会科学技術賞を受賞した.
 平成12年度(2000年)からの10年間で,大学院博士後期課程(博士)学生3名,大学院博士前期課程(修士)学生53名,学部学生91名が研究室から社会に巣立ち,幅広い分野で活躍している.
 OB会も定期的に開催されており,平成21年(2009年)10月のOB会には藤田公明名誉教授ならびに吉田 彰名誉教授を含めて45名の参加があった.