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機械設計学研究室

研究室史history

 研究室の発展と現状
      [岡山大学工学部三十年史(平成2年12月20日 発行)より抜粋]
 機械設計学研究室
 昭和48年4月に旧機械工学科 第5講座として設置され,昭和54年4月に応用機械工学科所属となった機械設計学講座が前身で,藤田公明教授が昭和61年3月 定年退官まで同講座を担当し,次いで同年10月に吉田 彰助教授が教授に昇任して担当,昭和62年の改組により同研究室は生産工学講座所属となり今日に至っている.
 旧機械工学科時代からの小幡文雄助手は昭和62年9月に水産大学校 助教授に転出し,昭和63年1月に藤井正浩が,同年4月に大上祐司が助手として採用され,平成2年6月に藤井正浩助手は講師に昇任した.
 同研究室は,学部で機械設計に係わる基礎的,応用的分野の教育研究を目標としている.
 教育面では,学部で機械設計学・信頼性設計学・ロボット機構学・機械設計製図,大学院でトライボロジー論・機械設計学特論などを担当している.
 研究面では,歯車のスポーリング損傷,強さを評価するための基準となるパラメータを解明し,これを用いて表面硬化歯車の運転寿命,強さの算定に関する新設計法を確立するとともに,面圧強さに対する最適硬化層深さ算定法を開発した.
 またスコーリングに関し,歯面温度解析より,耐スコーリング強さはバルク温度に依存することを明確にし,耐スコーリング強さ設計法を提案した.
 現在,その優れた特性のために注目されているファインセラミックスなどの新素材を含む滑り・転がり接触機械要素のトライボロジー特性・損傷機構・表面強さ設計法などに関し,また,その生産性・経済性のための最近実用化が試みられつつある表面硬化粉末焼結歯車の疲れ損傷・強さ設計・動的性能などに関し,実験・理論両面より研究を推進している.
 その他,滑り・転がり接触機械要素の面圧強さに関し,機械加工法・粗さ・各種潤滑油の影響などの研究に着手し,トライボロジーなど利用技術を考慮した表面強さ設計法確立に向けての基礎的・応用的研究をコンピュータ技術などを用いて行っている.
 さらに,スミアリングに関する研究,非インボリュート歯形歯車の強さと性能に関する研究などにも着手しつつある.
 同研究室のスタッフは,現在,吉田 彰教授,藤井正浩講師,大上祐司助手,山崎眞男技官であるが,博士課程,修士課程,学部学生に加えて,外国人留学生,企業派遣研究員などが互いに協力して研究を推進している.
 また研究成果は国内での学会はもとより,各国での国際会議(平成2年 英国,平成元年 フィンランド,昭和63年 ドイツ,中国,昭和62年 スペイン,昭和60年 ブルガリア,昭和58年 インド,昭和55年 米国)で発表されている.